高校時代(前半)

とにかくちやほやされたかった。
高校デビューって言うのかな。
入った高校が、一応進学校だったから、勉強して凄い成績を残せば一目置かれると思った。
イキって吹奏楽部に入ってフルートパートにいたりもした。男子がフルート吹くのかっこいいとか、俺に似合うかもなとか思って。一年弱であれこれ理由をつけて辞めたけど。
猛勉強の結果は、500人以上いる学年でトップの座を争うレベルになった。
先生からは、東大を目指せと言われた。
自尊心と自己顕示欲の塊になった。
変な友達が出来た。
お互い、心の奥底では強烈なコンプレックスが渦巻いていて、スタンド使いが惹かれ合うように気が合った。
内心バカにし合ってる、良い関係とは言えない仲だったように思える。
いわゆる高2病というやつだったのだろう。
巷で人気の本は絶対に読まない。
成績学年トップの人を見下す。
将来俺はビッグになるんだ。
ああ、イタイ、イタイ。
そんな高校生活だった。

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